再び同じアメリカンエアラインの中。
さすがにフミトも4時間近く寝れたので、だいぶ元気になっていた。
出発すると、すぐ夕食だった。
とりあえず「chicken or beef ?」なんて聞かれるから、父母を手助けすなくっちゃと思っていたが、子どもの相手でバタバタしていたら、もう父母の隣には、ディナーのコンテナが到着していた。「chicken or beef ?」 ではなくて「pork or beef ?」だったけど、なんと2人ともそれぞれにちゃんと好きな方をGETしていた。
その後も、なんだかんだ、となりの若い女性に話しかけたりして(?)結構楽しそうにやっている。
親に対していうのも失礼だが、「案ずるより産むが易し」っていうか、過保護に心配するより、やってみるとなんとかなるもんなんだなぁ、と思う。
後で、聞くと、2人とも隣の女性がとても親切で、落ちた毛布を拾ってくれたり、カタコトで話してくれたりと、結構コミュニケーションを楽しんでいたみたいだった。たぶんちょっとした事だったんだろうけど、年をとっても、新しいチャレンジってのは、楽しいもんなんだなぁ、ってなんだかうれしくなってしまった。
このアメリカ発の飛行機では、もう日本語の映画はやっていない。それでも子ども達は、勝手に英語のアニメを見たり、映画にしてみたりして、それぞれに楽しんでいる。2回目の飛行機だし、もうブラジルに着くという思いあってか、みんな1回目の飛行機より、だいぶ気が楽になってる気がする。
4つも買った100円ショップの空気枕は、結局役にたたずじまいだったが、意外に重宝したのが、100円ツボ押し。手のひらサイズのピンクのトゲトゲの樹脂でできたやつ。一見ちょっと怪しい形...。
座りっぱなしで、だるいので、順番にみんなで回してモミモミしていたら結構気持ちよかった。外国人から見たらへんな日本人家族に見えたかもね。
寝たのか寝てないのかわからないうちに、朝食の時間が来て、またパンと飲み物が配られる。アメリカンエアラインのコーヒーは、行きのも帰りのも、やっぱりアメリカンなのか、薄くてまずかったけど、なぜかパンだけはとてもおいしかった。ホカホカのクロワッサンで、これだけはパン好きの私と母は喜んでいたのだった。
さてさて、飛行機は10時間の長いフライトを終え、ようやくブラジルに着いた。
いや〜 遠かった!!
アメリカと違って、ブラジルは入国も楽勝。母のブラジルパスポートを見て、何度かポルトガル語で話しかけられたけど、日本人で話せない事がわかると、どこもすんなり通してくれた。特に問題もなく、バッケケージクレームまで来た。
ここで荷物を取ったら、やっと外に出れる。
------ が、ここでまたトラブル発生!
私のスーツケースはすぐ出て来たが、待てど暮らせど、父母のでっかい銀色のスーツケースが流れて来ない。
似た色のやや小振りのスーツケースが何度も回ってくる。
ず〜っと待っていたら、ついに最後になってしまった。
しかしあるのは、小振りの似たスーツケースだけ。
もしかしたら、間違えて持って行かれてしまったかもしれない。
係員に事情を言って、書類を書いてもらう。
後で、調べて宿泊先に電話してきてくれるという。やれやれだ。
だいぶ長い時間探していたので、外で迎えに来てくれているおばさん達が心配しているかもしれない。急ぎ足で、部屋を出る。
あの「ハルとナツ」の最終回に出てきた、サンパウロの空港の出口だ。
ドアを出ると四角いガラス壁の仕切りがあって、(※よく見るがなんていうのだろうと調べてみたら「ガラスブロック」というらしい。こんなやつ→http://www.knets.co.jp/shop/glass/)その後に、ステンレスの手すりの通路が続く。手すりの外には出迎えの人が大勢それぞれの待ち人を探している。
歩いて行くと、男性の声で「兄さん!姉さん!こっちこっち!」と呼びかけられた。あ、この人見た事がある。
今、この時までブラジルの親戚といっても顔がもひとつわかっていなかったのだ。この人は10年くらい前に日本に来た事がある人だ。その人に着いて行くと、女性が2人待っていた。一人は見た事がある、男性と一緒に日本に来ていた人だ、母と少し似ている。もう一人ははじめて見るがこの人も母とよく似ているので、姉妹だとわかる。
こうして、64年ぶりに三姉妹が、ようやく揃う事ができたのある!
おおおおっ!ついにブラジル上陸!
お母さん、感慨深かったろうねえ・・・・・親孝行しましたね。
って、まだこれから本番だよね。
Comment: てんどんかあさん (2005.12.01)